Monthly Card 2016年4月

ALOHA!
まだ少し寒さが残るものの春らしい陽気となり、
はじまりの予感が溢れる4月を迎えましたね。
3月、みなさんはどのようにお過ごしだったでしょうか?
わたしはここ数年ないぐらいに激しく働いていますが…
でも、これってひょっとしたら、世の中的には普通のことなのかな?
みんな平気で残業しています。
働いた分、お金は多くもらえるけれど、何かがすり減るように感じます。
自分が満足いく仕事なら、そう思わないのかも。
そのせいか、体調を崩しました。
咳が3週間ほど続き、医者に駆け込みました。
そして、そんな中、身内の若い生命が突然天に旅立ちました。
朝、起きたら隣りで息をひきとっていたそうです。
遺されたわたしの大切な女の子とその幼子達の今後を考えると
日頃は楽観的なわたしもなんだか憂鬱になってしまいました。
そんな感じで、自分の心と身体の弱い部分と向き合っていました。
大好きな海に出れたのも1日だけ。
仕事に出かける以外はほとんど自宅から出ない珍しい月となりました。
その分、久々にピアノやウクレレを弾いたり、フラを踊ってみたり、
本を読んでみたり、少し前の自分の生活を思い出しました。
人生はホントに何が起こるかわからない。
明日さえも約束はされていないのですね。
悔いが残らないように、自分に優しく、そして人に優しく生きたいものです。

MAUI/神マウイ

キャサリン・カラマ・ベッカー著 * ドヤ・ナーディン絵 * ホクラニ・インターナショナル刊

さて、今月のマナカードのメッセージ。
今月はどんなことを心がけて過ごせばよいのか?マナカードに聞いてみたところ、出たのは
「MAUI・神マウイ」のカードです。
このカードには、「トリックスター」という意味が充てられています。
マウイは唯一ハワイの島の名前にもなっており、ハワイのみならすポリネシア全体でも有名な神様で、大胆な行動で失敗もありますが、人々の生活に役立つような知恵をもたらしたと言われている英雄でもあります。
私が今回このカードを見て思い浮かんだのがこの伝説。
『マウイには、ノエノエという娘がいたのですが、ある日、ノエノエは浜でカウイキという青年と出会い恋に落ちます。カウイキは不思議な青年でメネフネに育てられ、海の中に住んでいるので、どんなに愛し合っていても2人は一緒になれない運命。カウイキへの想いで胸がはりさけんばかりのノエノエ。ある日、ついに何事も可能にする力を持っている父マウイに、カウイキと永遠に一緒に居られるようにして欲しいと願いでます。娘の悲痛な決心を見てとった父マウイは、娘を失う自分の哀しみをこらえ、娘の望みを叶え、ノエノエを霧のような雨に変えました。雨になったノエノエは今でも最愛のカウイキの居る海(カウイキの丘)に優しく降り注いでいます。』
とまあ、マウイにとっては非常にせつない内容なのです。
で、こんな内容だからなーどんな言葉が導き出されるんかなー?と言葉が来るのを待っていたのですが、不思議なことに、勇猛果敢なマウイからも、こんなせつない伝説のマウイからも、
導きだされる言葉は同じなんですね。
なんでかな?と考えてみたんですが、きっとマウイが存在する意味とか目的はシチュエーションが変わっても同じだからかな…。これは私達にも通じますよね。
で、その導き出された言葉は…
「常識を外してみる。」「常識から外れてみる。」
世の中の常識…というよりは、
「自分で創り出した自分の常識=古い固定観念から外れてみよう」ということです。
今の自分に満足している人は、そのままでも大丈夫。
だけど…
動けないように感じている人。
毎日が変わり映えしないと感じている人。
自分を縛っているのは、実は自分自身なのかもしれません。
そのトリックに気づく時が今なんですよ。
あえて自分のパターンを崩してみるのが良いかもしれません。
いつもとは違うこと、違う場所。
自分がしそうにないこと、自分が選びそうにないこと。
自分らしくないもの。
今までに出会ったことのないような人。
今まで話したこともないような人。
今までにない環境や人間関係に接してみることで、今まで自分が抱えていたものが実は自分の思い込みだと気付いて自ら手放すことになったり、自分のやりたいことが見えてくるかもしれません。
最近、数年前に流行った、アドラー心理学の本を今更読んでいるのですが、
これが、忘れていたことを思い出させてくれる内容でして…
少しだけ内容にふれると…
「人間は過去の原因に動かされるワケではなく現在の目的に沿って生きている」のだそう。
たとえば、「過去の辛い体験から内気な性格になった。」という人がいたとしたら、これは単なる言い訳で、本当は「他者と関わることで傷つきたくない。」という現在の目的があり、その目的を叶えるために誰とも関わらずに済むよう「内気な性格」を選択しているのだという考え方なのだそうです。
まだ、途中までしか読んでいないのですが、今月このカードをひいたことも何か繋がるのかもな~と思ったので書き添えてみました。
「幸せになる勇気」(岸見一郎・古賀史健著・ダイヤモンド社)という本ですが、気になったら読んでみてくださいね。
これも、あなたの常識が覆る一歩になるかもしれませんから。
世の中の常識だって、誰が決めたかは判らないので、自分がコレだと思うことがあるのなら、今月は尻込みせずに果敢に色々と動いてみましょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
MAHALO☆白龍