新月とマナカード2023年2月20日~3月21日

ALOHA!! 親愛なる魂の旅人たち

花粉が既に飛び始めているのか?なんとなく鼻がムズムズとするこの頃です。
整体の先生に勧められ身体を温めるために朝晩と湯舟に浸かる生活をここ数年してきたのですが、ガス代高騰のためと運動不足解消のために、朝のお風呂をやめて海まで歩くように習慣を変えました。寒いし朝起きるのが大変だから続かないかもな~と想いながら始めたのですが、冷たい朝の空気の気持ちよさが心地よくて毎朝起きるのが楽しみになってきました。毎日同じコースでも飽きずに歩けます。今は白やピンクの梅の花がキレイで鳥の鳴き声や打ち寄せる波や太陽の輝きに毎朝感動しています。こんな何気ない幸せを感じることが大切なんだな~と丁寧に生きていきたいな~と感じているこの頃です。
 
それでは、今月のマナカードからのメッセージです。 

WA’A(ヴァア)/カヌー・移動

今回の新月に出てきてくれたのは、WA’A(ヴァア)のカードです。
WA’A(ヴァア)はハワイ語でカヌー。このカードに与えられたテーマは「移動」です。

カードに描かれているのは双胴のカヌーで、スターナビゲーションという航海術を使って海を渡っています。羅針盤や地図などない時代にハワイアンの祖先は、星や太陽の動き、風や波の変化、鳥の飛び方など自然のサインを頼りに海を渡ってきたのです。

ハワイには一時期西洋人の侵略により、自分たちの伝統文化を抑えられていた時代がありました。ほとんどのハワイアンがハワイ語を話せなくなっていたそうです。そんな失われた伝統文化を復活させるために建造されたのが「Hokure’a(ホクレア)」という双胴のカヌーです。このホクレアの誕生と航海の成功でハワイアンは自分たちの文化の素晴らしさに目覚め、スピリットを再び取り戻しました。「Hokure’a(ホクレア)」はアルクトゥルス星のことで、「喜びの星」という意味です。ホクレアは今もこの伝統的な航海術を使って世界中の海を航海して、地球のために大切なメッセージを伝えてくれています。2007年には日本の各地を巡り、私も横浜でお迎えすることができました。2026年に再び日本に来る予定となっています。

余談ですが、私自身もハワイアンの祖先のスピリットを感じたくて、双胴のカヌーではありませんが、6人乗りのWA’Aを漕いでいました。長年、海の近くに住みながら浜辺では遊ぶものの怖くて海上に出るなんて無理~と想っていた私を突然「海に出たい」と思わせてくれたもの、それがホクレアでした。
ハワイの文化を知ることで、おそらく海を渡ってきたであろう、自分たち日本人の祖先のことにも思いを馳せました。海を愛する純粋で心優しい人達に囲まれて助けられてばかりではありましたが、この人達のために、そしてカヌーを動かすために、自分には何ができるのだろうか?と問いかける一生懸命な日々でもありました。今は体調や色々な考えもあり、お休みをしていますが、仲間達とハワイやタヒチの海、伊豆の島々を漕いで渡ったことは私の人生の大きな宝物となっています。では、カードの意味に戻ります。

このカードが出てきたときは、大きな変化の前触れです。

人生は常に変化の連続で航海のようなもの。そして、例え見た目には独りであったとしても、決して独りだけで生きている人間はいません。常に誰かの助けが必要です。
自分の手元に届くものは全て色々な人の手を通ってきているものですしね、決して人は独りでは生きられません。直接な関係があろうとなかろうと全てはつながり、助け合って生きています。

このカードのイラストを観ていただけると判るのですが、たくさんの人が乗船しています。
乗船している一人一人が大切な役割をもって動くことで、この大きなカヌーは進んでいます。変化の渦中で何かを選ぶ際には、「自分がこれからの人生をどんな人達と一緒に過ごしていきたいか。」ということをポイントに考えると良いよ!と、このカードは教えてくれているようです。

この大きなカヌーはあなた自身の住む世界を現わしてもいます。
あなたの行きたい未来を定めて、星を読み、風を感じて舵を切るのは、ほかの誰でもなくあなたなのです。あなたはどんな世界で、どんな風に生きていたいですか?
そんなことが見つかる大変化の時、楽しんで進んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この新月の期間もあなたの笑顔がキラキラ輝くことでしょう。

My hope lies in the future ; my strength lies in the past ; my survival lies in the joining of the two.
わが希望は未来にあり、わが気力は過去にある。未来と過去の交わるところには生き残ろうとする自分がいる。
(日々是布哇-アロハ・スピリットを伝える言葉より・2月20日の言葉)

MAHALO☆白龍

新月とマナカード2023年1月22日~2月19日

ALOHA!! 親愛なる魂の旅人たち

寒い日がつづいていますが、皆さん風邪など大丈夫でしょうか?
私は箱根駅伝の応援に行った翌日から風邪をひいてしまいました。ただ、この時期はとても忙しいため、仕事を休むこともできず、仕事以外の時間はずっとベッドで寝ている日々。2週間ほどなんとなく重だるい感じで過ごしていましたが、18日までの水星逆行期間を超えてからは、なんとなく私自身のエネルギーも軽くなってきたようで、それからは体力回復のために、海までの散歩をする毎日となっています。

身体が弱っていると、自信ややる気も下がってしまうようで、「自分はいったい何のために生きているのだろうか?」なんてことをずっと考えたりもしていました。でも、これはこれまでもずっと私の中で答えが出ない問題ではあるので、今に始まったことではないのですが、身体が回復するにつれ、「とりあえず、今やれることを楽しんで着実にやっていこう」という結論に至った次第です。年明け早々に毒だしをさせてもらったのでしょうね。

では、マナカードからのメッセージです。

HI’IAKA(ヒイアカ)/女神ヒイアカ・献身

今回メッセージを送ってくれているのは女神ヒイアカ。ヒイアカは火の女神ペレの妹です。このカードのテーマは献身。

ヒイアカは姉であるペレの頼みを聞いて、カウアイ島に住む、ペレの恋人ロヒアウを迎えに行きます。道中にはたくさんの魔物との闘いがあったり、天候が悪かったりで、ヒイアカが到着する頃にはロヒアウは死んでいるのですが、ヒイアカはそのロヒアウを蘇生させてペレのもとへと連れていきます。この間、2人はお互いに惹かれ合っていくのですが、ペレへの忠誠心をつらぬくのですね。しかし、約束の期限(40日間)から大幅に遅れてしまったことなどからペレはヒイアカとロヒアウの仲を疑い、ヒイアカの友達を殺してしまいます。それに怒ったヒイアカがペレへの忠誠心を捨て、変わりにロヒアウへの愛をあらわにして、怒り狂うペレを振り切ってカウアイ島へ2人で戻り幸せに暮らした。(所説あり)という伝説は、とても有名です。

ペレは疑いをもつことで、自分が恐れていた状況を招いてしまったということです。ヒイアカを信じて、希望を抱いて待っていれば、無事にロヒアウとも結ばれていたはずです。

自分の望むポジティブな結果に気持ちを向けることが大切なのだと、この伝説は教えてくれています。そうすれば、自分の望む結果が現実になるチャンスが増えるからです。

あなたが何を望み、自分には何がふさわしいのかを、よく探りましょう。そして、その答えが判ったなら、あなたの希望、関わる人々、自分の氣持ちを心から信じましょう。自分がチカラを傾けるものが判ったなら、全身全霊で向かってください。集中してください。そうすれば、必ずうまくいきます。

実は、ヒイアカは何人もいて、このヒイアカは「ヒイアカ・イ・カ・ポリ・オ・ペレ(ペレの胸に抱かれたヒイアカ)」というペレの一番のお気に入りの妹でした。一番のお気に入りということは、一番手強い相手だということをペレは知っていたのかもしれませんね。どこかで、そんな彼女を恐れていたペレの心の奥底の想いが、表に現れた結果だったのかもしれません。

一度ご自分の氣持ちの中を整理してみるのも良いタイミング。春に向けて身軽になっておきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この新月の期間もあなたの笑顔がキラキラ輝くことでしょう。

The song of my spirit is blessed by the winds.
私のスピリットの歌を祝福してくれるものは風。
(日々是布哇-アロハ・スピリットを伝える言葉より・1月22日の言葉)

MAHALO☆白龍





新月とマナカード2022年11月24日~12月22日

ALOHA!! 親愛なる魂の旅人たち

もうすぐ12月だというのに、比較的暖かい日々が続いていると感じるこの頃。でも、噂では今年の冬は寒くなるのだとか。ということで、私も今年流行りになるらしい、バラクラバ(フード付きスヌード)を編み始めています。できあがりをとても楽しみにワクワクしながら編針を進めています。最近ではサーキット式のジムにも通い始めて、テレワークで鈍った身体を少しでも動かしてあげたいと健闘しています。ジムで運動すると身体の変な痛みがとれて、気分もスッキリ。身体を動かすことの大切さを日々感じているこの頃です。

それでは、この新月から次の新月までのマナカードからのメッセージを観ていきましょう。

POLI’AHU(ポリアフ)/氷の女神・静けさの愛撫

今月登場してくれたのは、POLI’AHU(ポリアフ)というハワイ島のマウナケアに住むといわれる、氷(雪)の女神です。

この方はあの火の女神・ペレが嫉妬するほどの絶世の美女だったそう。
しかも、ペレとは何度も戦っているのだけれど、いつもポリアフの勝利。
だからといってポリアフはペレをハワイ島から追い出したりはせず、2人はハワイ島での共存関係を今も続けています。マウナロア側にはペレ、マウナケア側にはポリアフ。
ハワイといえばぺレが有名なので、どこにでもペレが居ると思われがちなのですが、マウナケアにはポリアフが居るので、ペレも足を踏み込めないということになっています。

ポリアフとはハワイ語で胸を覆う衣という意味で、マウナケアに雪が積もると、「ポリアフが山頂に白いマントを広げた」と表現されるそうです。(参考:新井朋子著・小さな神話ハワイ・文踊社)

余談ですが、これを知ったときに、私が思い出したのが鎌倉にある衣張山(きぬばりやま)のこと。鎌倉幕府の時代に源頼朝が夏の暑い日に、山に白い布を覆って雪山に見立てたという伝説があるのですが、これを聞いた当時は、「いくら権力者でもそんなこと言わんだろう!」と考えたのですが、今年の大河ドラマを観ていると「頼朝なら家来にそんな命令をしていてもおかしくないかも。」なんて考えるようになりました。ま、それは置いといて、日本とハワイ、感性がやはり似ている部分があるのかな、、、なんて思った次第です。

この新月の終わりの日(12月22日)は、今年の冬至の日なんですね。冬至というのは、夜の時間が1番長くなる日です。陰のエネルギーが極まる日ですね。ということは、次の日からはどんどん陽のエネルギーに切り替わっていく転換点でもあります。

その転換点に向かっていく、この時期なので「静かに状況を見守る」「内観する」ことがとても大切だとこのカードは伝えてきてくれています。今は無理に状況を変えたり、何かと戦ったりする時ではないということ。「流れのままに身を任せておきなさい。」ということです。この真ん中にスクッと立つポリアフはとても優しく穏やかなエネルギーでありながらも、とても強さを感じさせてくれています。今は、情熱を静かに胸に宿しながら、次に動きだす時のためにエネルギーを補給する時間なのだとカードが伝えてくれています。

このポリアフは4姉妹の長女なのですが、ペレと戦うときにはいつも3人の妹たちが力を合わせて協力をしてくれます。それは、ポリアフ自身がとても愛情深い姉であるからこそだと思います。自分の周りに居て支えてくれている方々への感謝も忘れずに愛ある言葉や態度を心がけていくこと。なにか特別なことではなく、ごく当たり前のささやかな優しさが一番の心の栄養補給であると、このカードは教えてくれてもいるようです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この新月の期間もあなたの笑顔がキラキラ輝くことでしょう。

Let your dreams be a source of inspiration.
夢を霊感の源にしよう!
(日々是布哇-アロハ・スピリットを伝える言葉より・11月24日の言葉)

MAHALO☆白龍