Monthly Card 2017年9月

PU’OLO(包み)/解放

キャサリン・カラマ・ベッカー著 * ドヤ・ナーディン絵 * ホクラニ・インターナショナル刊

Aloha!
とても涼しい9月の始まりの日となりました。
夏風邪こじらせたマスク姿のダメウーマンとしては、この涼しさはありがたいことでございます。
これも、まもなく地球に来てから半世紀を迎える前のデトックスなのか??
では、さっそく今月のカードでございます。
PU’OLO(プーッオロ) ハワイ語で「包み」を表し、カード自体には「解放」という意味をもたせています。
「解放」って言葉からすると、なんだか色々なことを吐き出してスッキリするのかなー なんてイメージもあると思いますが、このカードが教えてくれているのは、過去や他人の問題に注意を向けすぎないよう、いま自分が注意を向けなくてはならないものを大切にして、そうでないものを手放す…ということ。
つまり、自分自身に集中することが大切だということです。
とはいえ、自分のやりたいことだけをやって、自分以外のことはないがしろにして良いってことではないですよ。
ひとつ考えてみてください。
*あなたが他人に対して「非難しがちな性質とかポイント」ってなんでしょうか?
なんで、そんなこと聞くのか?
うん…それは、
他人の言動であなたが気に食わなかったり、非難しがちな性質やポイントというのは・・・あなた自身の癒されていない部分だからなんです。
それが何かをよく見つめてみる。ここは、ちょっとモヤッ~とします。
でも、自分がそういった感情をもっていることを認める。思い切って認めちゃう。
自分のイライラの原因は、自分自身に対する恐れや不安だったということなんですね。
それが、理解できれば手放すことができるのです。
つまり、それがここでいう「解放」であり、自分自身に集中することなのです。
そういえば、このPU’OLOのカードには、ハワイアンの霊についての考え方も描かれていますので、日本のこんな言葉を思いだしました。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
幽霊に見えたものが、よく見ると枯れたススキの穂だった。
正体がわかってしまえば、それまで恐れていたことも案外たいしたことではないという意味。
不安や恐れなんかは、結構自分自身が創り出していることが多いので、人を責める前にまずわが身を振り返って見つめてみてくださいね。
人を責めるということは、つまり無意識で自分を責めて傷つけていることと等しいですから。
そろそろ、重荷おろしちゃいましょう。
そして、いつも思い出して欲しいのは、
「たとえ今の自分自身に自分が納得がいっていなくても、あなたはいつも完璧にあなたの人生を全うしているということ。どんな人間であろうとも宇宙から愛されているということ。そして、そばに居てくれる人たちはもちろんのこと、たとえ、はなればなれになろうとも、この世から肉体は消えようとも、常にすべてはあなたとひとつであなたに無条件の愛を送り続けていて、語りかければ必ずサインを返してくれるということ。」
こんなことです。どうぞ、風のやわらかさ、雲の形、雨の匂い、蝶の舞、植物のささやき…さまざまなことに敏感になってくださいね。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
今月もあなたの笑顔がみんなを明るく照らし出すことでしょう!
MAHALO☆白龍

解放感を味わうには、やっぱり海ですよ!